人生がうまくいかない。
そう思ったとき、変えるべきなのは「環境」ではなく、「考え方」なのかもしれない。
頭の中が変われば、見える景色が変わる。

人生には、思い通りにならないことがたくさんあります。

仕事がうまくいかない。

人間関係で悩む。

将来が不安になる。

失敗して落ち込む。

何をしていいのか分からなくなる。

そんなとき、私たちはどうするでしょうか?

一生懸命考えます。

でも、その「考えていること」が、本当に「考える」になっているのでしょうか?

もしかすると、同じことを頭の中でグルグル繰り返しているだけなのかもしれません。

だからこそ、僕は思います。

人生を良くしていくためには、「思考整理」が大切なんじゃないか。

■まず、頭の中を整理してみる

部屋が散らかっていると、必要なものが見つかりません。

「あれ、どこに置いたっけ?」

探しているうちに、どんどん時間が過ぎていく。

頭の中も、それと同じなのではないでしょうか。

仕事。

家族。

お金。

人間関係。

将来。

過去の後悔。

未来への不安。

いろいろなものが頭の中に入っていると、「自分が本当に悩んでいること」が分からなくなります。

だから、まずは外に出してみる。

紙に書く。

スマホに書く。

誰かに話す。

そして、

「自分は今、何に悩んでいるんだ?」

と整理してみる。

すると、

「なんとなく不安」

だったものが、

「実はお金のことが心配だった」

「人間関係で気になっていた」

「失敗することが怖かった」

というように、正体が見えてくることがあります。

正体が分かれば、対策を考えることができる。

だから、思考整理は人生を前に進める最初の一歩なのだと思います。

■「考える」と「悩む」は違う

ここで大切なのが、

考えることと悩むことは違う

ということです。

例えば、

「失敗してしまった。どうしよう……」

ここで終わってしまえば、悩み続けることになります。

でも、

「なぜ失敗した?」

「何が足りなかった?」

「次はどうすればいい?」

「今、自分にできることは何?」

と考えていけば、前に進めます。

僕は、

悩むことには「同じ」が多く、考えることには「次」がある

と思っています。

「どうしよう、どうしよう」

と繰り返していると、同じ場所から動けません。

でも、

「じゃあ、どうする?」

と自分に問いかけると、視線が未来に向きます。

この一言は、かなり大きい。

失敗した。

「じゃあ、どうする?」

人間関係で悩んでいる。

「じゃあ、どうする?」

将来が不安。

「じゃあ、どうする?」

答えがすぐに出なくてもいい。

この問いを持つだけで、頭の使い方が変わります。

■悩みは敵ではない

では、悩みはなくしたほうがいいのでしょうか?

僕は、そうは思いません。

悩みがあるということは、それだけ自分にとって大切なものがあるということでもあります。

人間関係で悩むのは、人を大切にしているからかもしれない。

お金で悩むのは、安心した生活や家族を大切にしているからかもしれない。

仕事で悩むのは、「もっと良くしたい」という思いがあるからかもしれない。

つまり、

悩みの裏側には、自分が大切にしているものが隠れている。

そう考えてみると、悩みの見え方が少し変わります。

「どうして自分はこんなに悩むんだろう?」

ではなく、

「自分は何を大切にしているから、こんなに悩んでいるんだろう?」

と考えてみる。

すると、悩みが自分自身を知るための材料になります。

だから、悩みをなくすことだけを考えるのではなく、

悩みを味方にする。

そんな考え方もできるのではないでしょうか。

■失敗も「考え方」で変わる

そして、人生には失敗もあります。

失敗すると、

「自分はダメだ」

と思ってしまうことがあります。

でも、

「失敗した」という事実と、「自分はダメな人間だ」ということは別です。

仕事でミスをした。

テストで悪い点を取った。

人間関係で間違えた。

挑戦してうまくいかなかった。

それは、その出来事で失敗したということ。

自分の人生そのものが失敗したわけではありません。

だからこそ、

「なぜ失敗した?」

と考えたら、

その次に、

「じゃあ、次はどうする?」

と考えてみる。

準備が足りなかったなら、次は準備する。

知識が足りなかったなら、勉強する。

確認不足だったなら、確認する。

やり方が悪かったなら、変えてみる。

そうやって失敗から学べば、失敗はただの失敗ではなくなります。

失敗が、次の自分をつくる材料になる。

これも思考の使い方なのだと思います。

■人生を変えるのは「問い」なのかもしれない

ここまで考えてくると、一つのことに気づきます。

人生を変えるために大切なのは、

「正しい答えを持っていること」

だけではないのかもしれません。

むしろ、

「自分にどんな問いを投げかけるか」

が大切なのではないでしょうか。

「なぜ自分はダメなんだ?」

と問いかければ、自分のダメなところを探してしまいます。

でも、

「ここから何を変えられる?」

と問いかければ、変えられるものを探し始めます。

「どうしてこんなことになったんだ?」

だけではなく、

「ここからどうする?」

と聞いてみる。

「失敗してしまった」

だけではなく、

「この経験から何を学べる?」

と聞いてみる。

問いが変われば、頭の中で探すものも変わります。

そして、探すものが変われば、行動も変わってくる。

だから、自分への問いかけは人生を変える力を持っている。

■人生は「考え方」で楽しくできる

もちろん、考え方を変えたからといって、すべての問題がなくなるわけではありません。

嫌なこともあります。

悲しいこともあります。

失敗もします。

悩むことだってあります。

でも、出来事そのものをすべて変えられなくても、

その出来事をどう受け止め、どう考え、どう行動するかは、自分で考えることができる。

ここに、人生の面白さがあるのではないでしょうか。

同じ出来事でも、

「最悪だ」

と思うのか、

「ここから何を学べる?」

と思うのか。

「もうダメだ」

と思うのか、

「じゃあ、次はどうする?」

と思うのか。

出来事が同じでも、頭の中が変われば、その先の行動が変わります。

そして、行動が変われば、少しずつ未来も変わっていく。

だから僕は、

人生を良くするというのは、何もかも思い通りにすることではない。

そう思うようになりました。

思い通りにならないことがあっても、

「どう考える?」

「どう受け止める?」

「どう行動する?」

と、自分で考えられること。

それが、人生を楽しむ力になるのではないでしょうか。

■最後に、自分へ問いかけてみよう

もし今、人生がうまくいっていないと感じているなら、一度立ち止まってみませんか?

そして、自分にこんな質問をしてみてください。

「今、自分は何に悩んでいる?」

↓

「それは本当に問題なのか?」

↓

「自分に変えられることは何?」

↓

「この経験から何を学べる?」

↓

「じゃあ、次はどうする?」

大きな答えを出さなくてもいい。

今日できる小さな一歩でいい。

思考を整理する。

悩みと考えることを分ける。

悩みから自分を知る。

失敗から学ぶ。

そして、自分に問いかける。

これを繰り返していけば、少しずつ人生の見え方が変わっていくのではないでしょうか。

人生は、いつも順調とは限りません。

迷うこともある。

悩むこともある。

失敗することもある。

でも、それでいい。

人生がうまくいくというのは、悩みや失敗がない人生ではない。

悩んだときに考えられる。

失敗したときに、また一歩踏み出せる。

自分に問いかけて、自分の進む方向を考えられる。

そんな自分になっていくことなのかもしれません。

頭の中が変われば、見える景色が変わる。

見える景色が変われば、行動が変わる。

行動が変われば、人生が変わっていく。

だから今日も、自分に問いかけてみよう。

「僕は今、何を考えている?」

そして、

「じゃあ、どうする?」

答えは、誰かが持ってきてくれるものではない。

自分で考え、自分で見つけていく。

その過程そのものが、人生なのかもしれません。

人生は考え方で楽しいんだ。