考えているのか?悩んでいるのか!?どっち?
考えることと悩むことは、似ているようで全然違う
考えているから、前に進める。
悩んでいるだけでは、同じ場所をグルグル回る。
あなたは今、「考えていますか?」それとも「悩んでいますか?」
僕は最近、この二つは似ているようで、実は全然違うんじゃないかと思うようになりました。
「どうしよう……」
そう考えているとき、頭の中では一生懸命いろいろなことを考えています。
だから、自分では「ちゃんと考えている」と思ってしまう。
でも、よく考えてみると、同じことを何度も繰り返しているだけのことがあります。
「あのとき、ああしなければよかった」
「これからどうなるんだろう」
「また失敗したらどうしよう」
「周りの人は自分をどう思っているんだろう」
気がつけば、頭の中をグルグル、グルグル。
これって、本当に「考えている」のでしょうか?
もしかしたら、ただ「悩み続けている」だけなのかもしれません。
■考えることと悩むことの違い
僕が思う「考える」と「悩む」の一番大きな違い。
それは、
「前に進もうとしているかどうか」
だと思います。
例えば、仕事で失敗したとします。
「なんで失敗したんだろう……」
ここまでは、まだ「考える」と「悩む」のどちらにもなります。
そこから、
「何が原因だったんだろう?」
「次はどうすれば防げるだろう?」
「明日から何を変えればいいだろう?」
と考えていけば、前に進むことができます。
これが「考える」ということ。
一方で、
「なんで自分ばっかり……」
「また失敗したらどうしよう……」
「あの人に嫌われたかもしれない……」
と、同じ場所をグルグル回ってしまう。
これは「悩む」に近い。
つまり、
考えることには「次」がある。
悩むことには「同じ」がある。
そんな違いがあるのではないでしょうか。
■悩むことは悪いことではない
ここで勘違いしてはいけないのは、
「悩むことはダメだ」
ということではありません。
人間なら、悩んで当然です。
大切なことがあればあるほど悩みます。
仕事のこと。
家族のこと。
お金のこと。
人間関係のこと。
将来のこと。
どうでもいいことなら、そもそも悩みません。
だから、悩むということは、
それだけ自分にとって大切なものがある
ということでもあると思います。
「悩んでいる自分はダメだ」
と責める必要なんてありません。
大切なのは、悩んでいることに気づいたあとです。
そこで、
「じゃあ、どうする?」
と、自分に問いかけてみる。
これが「悩む」から「考える」への切り替えになるのだと思います。
■「じゃあ、どうする?」が人生を動かす
失敗した。
「じゃあ、どうする?」
怒られた。
「じゃあ、どうする?」
人間関係がうまくいかない。
「じゃあ、どうする?」
お金が足りない。
「じゃあ、どうする?」
将来が不安。
「じゃあ、どうする?」
この言葉には、不思議な力があります。
「どうしよう……」と考えていると、視線は問題に向いています。
でも、
「じゃあ、どうする?」
と問いかけた瞬間、視線が「次」に向きます。
すると、
「まずこれをやってみよう」
という小さな行動が見えてくる。
人生を変えるのは、大きな決断だけではありません。
こうした小さな「じゃあ、どうする?」の積み重ねなのかもしれません。
■自分では変えられないことに悩みすぎない
人生には、自分の力では変えられないこともたくさんあります。
人の気持ち。
過ぎてしまった過去。
他人の評価。
まだ起きていない未来。
これらをいくら考えても、答えが出ないことがあります。
そんなときには、
「これは自分が変えられることなのか?」
と考えてみる。
変えられるなら、行動する。
変えられないなら、考え方を変える。
それでも難しいなら、一度手放してみる。
もちろん、そんなに簡単に割り切れないこともあります。
でも、
「自分がコントロールできないことを、ずっとコントロールしようとしていないか?」
と気づくだけでも、心は少し軽くなると思います。
■考えるためには「書く」のもいい
頭の中だけで考えていると、思考が堂々巡りしてしまうことがあります。
そんなときは、紙に書いてみる。
「自分は何に悩んでいる?」
「何が一番嫌なのか?」
「本当はどうしたい?」
「自分にできることは何?」
「今日できることは何?」
思いついたことを、そのまま書いてみる。
すると、頭の中では大きく感じていた悩みが、
「あれ?問題はこれだけだったのか」
と見えてくることがあります。
頭の中を整理するだけで、悩みが「課題」に変わる。
そして課題になれば、解決方法を考えることができます。
悩みを消すのではなく、悩みを「考える材料」に変える。
これも人生をうまく進める一つの方法なのではないでしょうか。
■答えが出なくてもいい
そして、もう一つ大切なことがあります。
それは、
考えたからといって、すぐに答えが出るとは限らない
ということです。
人生には、答えが出るまで時間がかかる問題もあります。
だから、答えが出ないからといって焦らなくてもいい。
今日できることを一つやってみる。
一晩寝て、もう一度考えてみる。
誰かに話してみる。
本を読んでみる。
違う角度から見てみる。
そうやって少しずつ考えていけばいい。
考えるというのは、必ずしも「答えを出すこと」ではないのかもしれません。
自分が納得できる方向へ、一歩ずつ進むこと。
それも「考える」ということだと思います。
■人生は「問い」で変わる
前回の記事で、僕は「思考整理」について書きました。
今回の「考えることと悩むこと」の話も、結局は自分への問いかけにつながっています。
「どうしよう?」
だけで終わらせない。
その次に、
「じゃあ、どうする?」
と聞いてみる。
さらに、
「今の自分にできることは何?」
と聞いてみる。
そして、
「今日、一歩だけ進むなら何をする?」
と聞いてみる。
この問いを繰り返していけば、同じ場所で悩み続ける時間が少しずつ減っていくかもしれません。
悩みがなくなる人生なんて、きっとありません。
でも、
悩み方は変えられる。
そして、
悩みを「考える力」に変えることもできる。
悩んでいる自分を責めなくていい。
まずは気づけばいい。
「あっ、今の自分は考えているんじゃなくて、悩み続けているかもしれない」
そう気づいたら、
「じゃあ、どうする?」
と問いかけてみる。
そこからでいい。
人生は、いつでも完璧な答えを出せる人がうまくいくのではない。
悩みながらも、考えて、一歩を踏み出せる人が、自分の人生を少しずつ動かしていく。
だから今日も、自分に問いかけてみよう。
「私はいま、悩んでいるのか?
それとも、考えているのか?」
そして最後に、
「じゃあ、どうする?」
人生を動かす答えは、案外この一言の中にあるのかもしれません。
人生は考え方で楽しいんだ。